#47 真の日台交流 ~川西市と新竹市~
47投稿目です。
2024年1月13日、
台湾・蔡英文総統の後継を決める総統選挙の投開票が行われ、与党・民主進歩党(民進党)の副総統/頼清徳氏が勝利。
現地で選挙結果を見届け、その熱狂を肌で感じてからもう半年が経過しました。
(美齢塾で学んだ面々が久々に台北に集合!)
2024年5月20日、
台湾では民進党の頼清徳氏が新しい総統に就任。
就任演説では、頼清徳新時代の高揚感を感じさせる力強さを感じました。
(頼清徳氏の巨大看板。街中にありました)
台湾がダイナミックに動くのと時を同じくして、川西市と台湾を繋ぐ取組が少しずつ実を結び始めます。
(1)緑台小 x 興隆國小
商社マンの知恵と経験をフル動員。現地の仲間にサポートしてもらいながら、根回しと準備を進めていました。
構想7ヶ月、本気の国際交流を実現する為、今年1月に初となるオンライン合同授業を開催。
日本(川西)と台湾(新竹)の子どもたちが、WEB上で交流!
英語によるプレゼンでは、互いの国・互いの街を伝えたいという想いの込もった熱い熱いものでした。
司会進行を務めましたが、目頭が熱くなり抑えるのに必死。無事大成功を収めました。
終了後、校長先生や担任先生とみっちり打合せ。次へ向けた協議を行い、日本へ持ち帰ってきました。
(現地・興隆國小の生徒たちや校長先生、担任先生とパシャリ)
継続には互いにとってwin-winな関係づくりが不可欠。
国際交流を経験した緑台小の子どもたち一人一人の想いが自筆メッセージとなり、それを地域の方々が紡ぎ、ひとつの大きな旗となりました。
子どもたちだけでなく、地域の方々もたくさんのメッセージを寄せて下さいました。
(一つ一つ縫って旗にして下さったGH地域のTさん、ありがとうございました!)
今回渡台の重大Missionの一つが、この旗を交流國小にお届けする事でした。
【1st mission】 友好の証
興隆國小の葉校長先生へ直接手渡し、想いを繋げてきました。
受け取られて開口一番、「本当にありがとう、感動した」と。
上っ面でなく、ヒト対ヒトの良好な関係は会ってこそ築く事が出来ます。
同時に、継続に向けた具体協議を実施。緑台小と現地からオンラインで繋ぎ、改めて両校の絆を深める時間を創ることが出来ました。
(興隆國小の葉校長先生はひとつひとつのメッセージを入念に読まれていました)
そして、なんとまた緑台小の校長先生へ手作りのサプライズプレゼントを託されました。
恐れ多くも、私にも作って下さり、アツいメッセージが記されていました。
(興隆國小の葉校長先生。温かくてキュートなお人柄が素敵です)
(2)陽明小 x 載熙國小
子どもたちに世界に触れるチャンスを創ってあげたい。
地道な活動が新竹市政府に届き、邱副市長が来られ親睦を深めました。
邱副市長から会談の打診があった旨、川西市の副市長及び教育長には事前に報告の上、川西市の代表として会談に臨みました。
(邱臣遠副市長と会談。両市の更なる関係深化へ向けて共に推進していきます)
今回渡台の重大Missionのもう一つが、交流の更なる横展開でした。
そして、それを更に前進させる出来事が。
現地台湾メディアから今回の取組について取材を受けました。↓
台日友好! 日議員促成竹市、川西市國小線上英語交流 邱臣遠副市長:開拓孩子國際視野 | 中央社訊息平台 (cna.com.tw)
※中央通訊社は、台湾で最も影響力のあるメディアとされています。
中国語ですが、写真もたくさんあるので是非確認してみて下さい!
(余談)
子どもたちからサインを求められ列が出来ました。
後々見返して、「これ誰やねん」てなるのが目に見えていましたが、懸命に書きました。笑
(休み時間の間ずっと書いてました。人生で1番名前を書いた時間でした)
【2nd mission】国際的な視野
いざ、オンライン交流授業へ。
両校の生徒たちはこの日に向けてたくさんの練習を重ねていました。もうこのプロセスだけでも宝だと思っています。
台湾では国を挙げて「2030年バイリンガル計画」を推進中。
今回交流した小学4年生・5年生もネイティブレベルに仕上がっていました。
異国の同い年の子どもたちと触れ合って、何かを感じてくれたら御の字。
国際的な視野を養うのも、全ては原体験からだと考えています。
胸を張って堂々と発表する子どもたちを見ながら、また涙が溢れてきました。
(載熙國小の生徒たちも、演劇を交えながら活き活きと発表していました)
”人と人の関係”から”市と市の関係”に昇華させるのは容易くありません。
ですが、時間を掛けて少しずつでも前進させる事ができれば必ず実現できると信じています。
ゼロからイチを創り出し、大きく育てる。
誰もやった事がないことを、成し遂げる。
川西市と新竹市による真の日台交流を、推し進めていきます。
最後に、
この取組は、地元の親友たちの支えが無ければ決して実現できるものではありません。
1月の渡台では、takuro。今回の渡台では、tatsuyaが、地元川西市の為に立ち上がってくれました。
彼らが同行サポートしてくれたおかげで、授業に全集中で臨むことができました。
本当に、ありがとう。これからもよろしく。
岡田龍太郎