#65 議員定数2名削減議案提出。しかし、否決。

65投稿目です。

 

昨日2025年12月19日、令和7年12月議会が閉会。

トピックスの一つが、『議員定数2名削減』でした。

※同じく『議選監査の廃止』も議案提出しましたが、こちらは別記事で記載することとします。

 

私が所属する川西まほろば会より、

【議員提出議案第2号 川西市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について】

(=議員定数2名削減)を提出いたしました。

 

大前提ですが、議員定数削減は議員にしかできません

議員が議案提出しない限り、議員定数が減ることはありません。

つまり、誰(会派)が議員提出議案を提出したのか

ここが非常に重要なポイントであり、”本気度”の指標であることを押さえていただきたいと思います。

 

(地方議員の働き方を変え、固定概念を覆し、期待値を超える)

 

提案理由は至ってシンプル、下段賛成討論通りです。

<quote>----------

川西まほろば会 岡田龍太郎です。
【議員提出議案第2号 川西市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について】
議案提出会派として、当然ながら賛成の立場で討論いたします。

本案は、現在24名となっている本市の議員定数を、次期一般選挙から2名減じ、22名に改めようとするものです。

私は、以下3つの観点から、本案は極めて妥当であり、市民の信頼に応えるものであると確信いたします。

1つ、近隣他市との比較と 議会機能の維持 です。
第一に、客観的な数値に基づく適正化であるという点です。 提案理由にもありました通り、人口1万人あたりの議員数において、本市は1.57人と、伊丹市の1.40人、宝塚市の1.14人と比較しても高い水準にあります。この数字を真摯に受け止め、近隣市と遜色のない適正な規模へと是正すべきです。また、これまで積み上げてきた議会改革で、諸先輩議員の功労により、議論の質は向上しており、定数を2名削減したとしても、市民の負託に応える議会機能は十分に維持・向上させることが可能であると考えます。

2つ、特別職報酬等審議会による専門的な答申 です。
第二に、第三者機関による客観的な評価の裏付けがある点です。去る11月、川西市特別職報酬等審議会より答申が示されました。その議論の過程においては、議事録にある通り「1人当たりの負担額を見ると、定数22名くらいで大体バランスがとれる。川西市はそういう意味では、1人2人多い現状」だということが示されました。

3人でもなく4人でもなく2人、これが根拠です。なにか個人的なお気持ちではないということです。
市民の代表者らで構成される審議会において、現在の社会情勢や本市の財政状況を鑑みた上での見解が出されたことは非常に重く、我々議会はこの声に耳を傾け、自ら律する姿勢を示すべきです。

3つ、政治家としての「誠実さ」と行政への責任 です。
第三に、本案を「今、この12月議会」で決することの意義についてです。来年10月には、次期市議会議員選挙が控えています。新たな志を持って立候補を検討されている市民の方々に対し、直前になってルールを変更するのではなく、早い段階で定数を確定させることこそが、開かれた議会としての「誠実な姿勢」です。また、行政運営の面においても、来年度予算編成に定数削減の影響を確実に反映させることは、執行部に対する議会の誠実さの証でもあります。

以上の通り、本案はデータに基づき、第三者の評価を尊重し、かつ政治的・行政的な誠実さを貫くものであります。

「身を切る改革」という言葉に留まり、身を切ることが評価につながるといったポピュリズムに迎合していてはいけないと思います。
それぞれの議員が、このまちのために、これまで何をしてきたのか、今何をしているのか、そして未来のために何をするのか、ここが評価される世の中になるべきであり、そういった議会風土を醸成すべきです。
議員自らが胸を張って、議員報酬たる仕事・働きをしていれば、報酬削減といった議論は出ないはずです。議員報酬を上げない、あるいは下げろというのは簡単、そうではなくて、それ以上の仕事をします!見ててください!これが議員として本来あるべき態度ではないでしょうか。

議会自らが効率的かつ効果的な組織へと進化し続ける決意を示すため、議員各位の賢明なご賛同を心よりお願い申し上げ、賛成の討論といたします。
----------<unquote>

 

採決の結果、賛成10反対12で議案は 否決 されました。

賛成会派(10):川西まほろば会(5名)、日本維新の会(4名)、会派無し(1名)

反対会派(13):公明党(5名)、連合かわにし市民の会(4名)、日本共産党(3名)、市民ファースト(2名)

※議長は公明党所属、賛否加わらず。

 

尚、『議選監査廃止』討論の際、日本維新の会さんからは

「今回の議員提出議案はマナー違反ではないか」といった趣旨の発言がございました。

???全く理解できませんでしたので、ここはこれから明らかにしていこうと思っております。

 

 

岡田龍太郎

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