#55 地域から逆プロモーション①
55投稿目です。
長くなります。でも読んでいただきたいです。
日本の人口は、2008年(平成20年)に1億2,808万人をピークに減少に転じています。
これは受け止めなければならない現実です。
放っておいても人口が増え、住居が建ち並ぶ時代は終わり、これからは限られたパイの奪い合いになることは自明、
いくらきれいごと言っても生き残るまちと消えゆくまちがはっきり分かれていきます。
「行政(市)が一から百まで何でも考えてくれる、やってくれる、やるべきだ!」
市民の方々と話をしていると、どうもこの幻想にふけっている方が多いなというのが正直な感想です。
時代は変わりました。
放っておいても勝手に人が住み変わりまちが存続していくなんてのは幻想でしかありません。
だから選挙の時から一貫して訴えているのが、『選ばれるまち、かわにしへ』なんです。
そのために議員として何をするのか、できるのか。
「選ばれるまちになるためにもっと考えろ!努力しろ!」
行政にそんなことを言うだけ、それで仕事をしてる気になってるのが、プロセスが何もない短絡的でステレオタイプな議員です。
正直こんな議員は何人いても一緒。だから議員を減らせ!不要だ!という議論が巻き起こるんです。
私は商社マンとして実社会で働いてきた経験を最大限活かし、まちの未来のために投資。いろんな「ゼロからイチ」をつくってきました。
全国に3万人といる地方議員全員が付加価値を創出すれば日本は変わると本気で思っています。
#地方議員の働き方を根っこから変える
これを実現するために先ずは自ら行動で示しています。
行政がつくったまちの絵を地域が受け取り、そこで議論してブラッシュアップする。
これが従来の順番。逆です。
地域が選ばれるために汗水垂らして努力して、絵を描きレールを敷いて行政が乗っかり共に歩む。
この順番なんです。
川西市では「北部地域まちづくり」というプロジェクトが進んでいます。
中心部は終わったから中北部に着手といったところでしょうか。問題は、
行政も議会も地域もどこにもプロがいない(行政はコンサルを使わず方針策定)→ベーシックなやり方で進む→結果まちの切り売り
となってしまっていること。
(北部まちづくり方針に基づく整備基本構想_エリア③)
だから議員として、プロのパートナーを探すべくまちをセールスしてきました。
私は市長ではないので、市全体はできない。自分が育ち住んでいるまち・グリーンハイツをセールスしてきました。
これまで必死に東奔西走、種蒔きをしてきました。
先日、東京で某A社(公民連携のリーディングカンパニー)に対してプレゼン、興味を示して下さいました。
セールス成功、第一関門突破です。
そのA社が、川西市はグリーンハイツまでお越しくださり、
「まちの案内+まちのプレゼン」でみっちり3時間、地域から逆プロモーションを行いました。
裁量権のある事業副部長(来月には執行役員)とエリア統括の神戸支店長が来られた。実現可能性を高めるためにはここが重要。
相手もこちらを見ています。だから経歴は大事、説得力に繋がります。ビジネスです。
先ずは平野駅で出迎え、駅中にある「ヒラノエキナカ」さんへ。
私は勝手にこちらをグリーンハイツの玄関口と捉えており、店員さんも気持ちよくまちをPRくださいました。
平野駅は能勢電沿線で川西能勢口・日生中央に次ぐ3番目の乗降客数。
ポテンシャルを感じていただく。
(ヒラノエキナカさん。物腰の柔らかい素敵な店員さん!)
次はグリーンハイツ商店街、新たにできた「CASA LIBRE」さんへ。
こだわり抜きすぎた珈琲とお菓子を召し上がっていただきながら、たまたまおられたお客さん(同級生の友人でした笑)とも談笑。
地域を味わっていただく。
(CASA LIBREさん。ホンマに全部美味しいし雰囲気が最高!)
次は「市民体育館・市民運動場」へ。
ミズノが指定管理で運営、地域の方々を中心に自由度高く利用しています。
アクティブシニアは地域の活力だ。
(市の担当者バリに説明しています)
次はゴルフ練習場・バッティングセンター・フィットネス・フットサル・テニス・温泉を運営する「野原興産」さんへ。
このまちの大きな資産。市場性を測る上で非常に重要。写真が無い・・・
そして、幼稚園x2、小学校x2、中学校x1、高校x1 。1つのニュータウンに全てが整っているところもご案内して見ていただき、川西ICやその他公共施設も周り、いよいよプレゼンへ。
私の「挑戦」に賛同し、応援くださっているコミュニティ(会長含4名)・自治会(会長含3名)・PTA(ママ3名)の方々も私のプレゼンを聴きに来て下さいました。地域の方々がいることで、プレゼンの重みが変わった気がします。
(A社へのプレゼン中スタート!地域の方々の熱い眼差しが)
45分のプレゼン内容は手の内明かすことになるのでここでは省略しますが、完全に商社マン時代を思い出しました。
プレゼン資料つくってるときから燃えてました。懐かしい感覚。
その後、活発な意見交換も行なって「地域からの逆プロモーション」終了。
『まちを知ってもらい好きになってもらうことから始める』このミッションは達成できたかなと及第点。次のステージへ。
これまで、
①台湾の小学校と川西市の小学校を繋ぎ全編英語で国際交流。これは子どもたちの未来への投資。
②既存バス路線の維持存続のために事業者・学識巻き込んでモビリティマネジメント。これはまちの資産を守るための投資。
全て行政は関与せずゼロからイチをつくりあげてきました。
議員の職責を預かって2年半、頭使って汗かいて巻き込んで結果を出してきた。これを見てくださっていたから、きっと聴きに来られた。
これが人の心の動かし方であり期待値の上げ方、「言ってることではなくやってることがその人の正体」を体現しているつもりです。
(台湾で子どもたちに囲まれる岡田。全編英語の授業をフルアレンジ)
(台湾/新竹市の市長からも面談申込をいただくほどの大きな取組へ)
(2才から92歳まで。自分ゴトとして考えるバスまちワークショップ主催)
(地域の中高生たちにもプレーヤーとして参画を促し共にまちを創る)
これはゼロからイチをつくる挑戦。
ゲームチェンジはまだ間に合う。
「政治は結果」ですから基本的には結果を発信するのですが、本件についてはプロセスもお示しすべきだと思い記事を書きました。
全国3万人の地方議員に届け!・・・それは無理か(笑)
長くなりました。
でもそれだけ想い込めて、実利をもたらす仕事してるつもりです。
まちの未来のために、頑張ります。